本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

ここからスタートの読書会

古本カフェcestaの夜の読書会に参加してきました。

テーマは「きっかけをくれた本」。

なにかのきっかけに本を読むことは多い。

しかしこの本を読んだきっかけにことを起こしたというのは...。

あるはずなんだけど思い出せない。

ありすぎて多いのか、それともほとんどないからか。

ただ子どもの頃はあの本のこんな場面、というのがいくつか思い出される。

それがきっかけになったかというとなんとも言えない。

でもきっと知らず知らずのうちに自分の血肉として取り込まれているはずだと信じたい。

 

今回、紹介された本は「きっかけ」というだけあって、心の奥底を揺り動かすような本が多かったです。

人それぞれ、どんなことがきっかけとなるかなんてわかりません。

それだけにもっと読む本に真摯に向き合うことも大切だなと反省しつつ、新たな本との出会いを楽しみにしたいです。

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今回の紹介本

伊藤果「風車の美学」(毎日コミュニケーションズ)

宇野千代「きもの手帖」(二見書房)

紀田順一郎「読書の整理学」(朝日文庫)

呉智英「読書家の新技術」(朝日文庫)

佐々木中「切りとれ、あの祈る手を」(河出書房新社)

竹田 青嗣「ニーチェ  (FOR BEGINNERSシリーズ)」(現代書館)

津原泰水「ブラバン」(新潮文庫)

野町和嘉「聖地巡礼」(クレヴィス)

長谷川義史「ぼくがラーメンたべてるとき」(教育画劇)

アレックス・ヘイリー「プレイボーイ・インタビューズ」(中央アート出版社)

SANCTUARY「自由であり続けるために、僕らは夢でメシを喰う」(サンクチュアリ出版)

John Szarkowski「Irving Penn」(Museum of Modern Art)

World Press Photo Foundation「World Press Photo 11」(Thames & Hudson)