本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

読書・読書法

本を読むのに適したところは?

馬上、枕上、厠上、と言って考え事をするのに適した所としてこの三つが挙げられますが、本を読む場合にもこの三つはかなり適していますね。 とくに馬上!といっても、もちろん本物の馬ではなくて乗り物という意味ですが(さらにいえば100円で乗る馬とも違いま…

「バカ」は「バカ」でも。

本のタイトルに「バカ」なんて単語が入っていると、私のようなものはどきっとしてしまいます。 最近、最も有名なのはやっぱり養老孟司さんの「バカの壁」でしょうね。呉智英さんの「バカにつける薬」はタイトルも中身も刺激的でした。竹内久美子さんの「そん…

無人島に1冊、持っていくなら...?

誰しもが1度は質問された、あるいは耳にしたことのある質問の一つ。 「無人島に1冊だけ持っていくとしたらどんな本を持っていきますか?」 初めてこの質問にぶつかったときの答えは「そんなの決められない!!」という答えにならない答え。 2度目、少しは考…

極めている人の話は面白い!

大学生の頃は「青春18きっぷ」をよく使いました。 知らない人に簡単に説明するとこれは1枚で1日JR各線(普通列車ですが)乗り放題となるものです。発売および使用期間がちょうど春、夏、冬休みに合わせているので、貧乏学生には非常に助かりました。 買ってす…

本棚から伝わる本屋さんの心意気

私にはお気に入りの本屋さんがありました(過去形なのは長い間行っていないからどうなっているかわからないからです)。 ただの「行き付け」の本屋の一軒だったはずなんですが、ある時からとても行くのが楽しみでたまらなくなりました。 でもなぜそんなに楽し…

1時間で400冊分楽しむ本(?)

持っているようで持ってない(と思われる)。読み通した人が少ない(というよりも読み物と思われていない?)のが、文庫の解説目録です。ちょっと前に名作のあらすじ/要約をまとめた本が多数出版されていましたが、この解説目録の利点は無料で、もっとたくさん…

つい釣られてしまった本のタイトル

最近読んだ本の一冊に「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」という本があります。帯に「今年最大のベストセラー」と書いてあるくらいなので既に読まれた方もたくさんいると思います。 今年の5月の発行(10刷)なのに「今年最大」と言い切っているところが少し笑っ…