本を売るならぶっ殺す!?
子供の頃は本を売るなんてことはとても罪なことだと思っていました。そして初めて古本屋に本を売りにいったことは苦い思い出とともに記憶に残っています。
それは中学生の頃でした。それなりにお気に入りの本も混じっていました。そして「1,000円位にはなるだろう」なんて根拠なき皮算用をはじいていたことも。結果「50円」で買いたたかれ(自分の気持ちとしては)、二度と古本屋なんかに本を売るもんか!!と思ったことも。
ただ、本を売りにいった理由が思い出せないんですが..。きっと新しい本の購入費に充てるつもりだったと思うのですが。
そして現在、書籍の処分は雑誌の処分とは違ってほとんど決まっています。その唯一と言ってもよい処分先はかの有名なB○○K○FF。
最近はもうほとんど見かけませんが、新刊書店や古本屋、出版社そして著者の方たちによる、このお店に関する批判がなされていました。
昔からの利用者としてはどちらかといえば肯定派なんですが、以前あのお店のCMをテレビで見て、批判される理由の一端がわかったような気がしました(ほとんどの批判理由はこれには該当しません。念のため)。ではどの部分かというと...(回想)。
お客「この本を売りたいんですが..。」
店員「ああ、この本!いいですよねぇ!!」
たったこれだけなんですが...、でもあのお店の買い取り方針は大雑把に言って「今売れている本」や「最近出版された本」ほど高く買い取る(はず)。特別、本の中身は見ていない。見ているとしたら汚れだけでしょうか。CMを見ていて、珍しく嫌な気分になったことを思い出します。
上記どちらの場合にしても、本の買値なんて自分の都合に合わせて決めてくれないという点では一緒。ただ自分の気持ちとしては、本をただの消費物として扱わないようにしたい、そう思った次第。
蛇足
ところであのCMの能天気なジングルがどうしてもタイトルのように聞こえてくるのは...私だけですね。