本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

1軒目 北軽井沢「本の六四館」

 私は旅行に行くと大抵その土地の本屋に行きます。今回の小旅行でも一軒、本屋に行きました。
 場所は「群馬県」北軽井沢のショッピーングモール「くりの木プラザ」の一角。お店の規模はほぼ予想通りで、広いとは言いがたい大きさ。これについて落胆はなし。もともとショッピングモールの1店舗として「本屋もある」ということ位しか知らなかったので、こんなもんだなという程度の感想。

 ところで私の「小さな本屋」の大半のイメージは無個性。中途半端。
 小さな本屋さんであればあるほど(当たり前ですが)並べられる本の数に制限があるので、個性的な本屋にしようとすれば、きっと大型書店よりもしやすいはず。でも「配本されたものだけ並べればいいんだ!という本屋の場合(そうゆうところがあるか知りませんが)、「流行遅れの本」ばかり並んでいる中途半端な本屋になりかねないのでは、という素人考え。実際そんな「無個性」「中途半端」な本屋が多かったので、どちらかと言えばネガティブイメージだったのですが...。

 しかしこの本屋さん「本の六四館」は違っていた!!そもそも「六四館」って何か意味深。
 そして実際、本棚を眺めているとやっぱり様子が違う!小さな本屋らしからぬ(失礼!)本があれもこれも..。

 ワクワクしながら、さぁもっとしっかり見よう。と思っているところに時間切れの声が。
 
 残念!
 
 名残惜しい思いを胸に、あらかじめチェックしていた文庫を1冊手に取ってレジへ。お店に入ってからこの間、長くて10分ほどだったと思います。
 
 さてこのお店で残念だったのは文庫カバーがなかったこと。個性あふれるお店だけにオリジナルの文庫カバーがあるのではと期待したのですがそれははずれてしまいました。でもそれは些細なこと。もっとじっくり見てみたい本屋さんでした。またいつか行けるかな。

「本の六四館」ホームページ
http://rokuyonkan.pioneer-fukushima.co.jp