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本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

「バカ」は「バカ」でも。


 本のタイトルに「バカ」なんて単語が入っていると、私のようなものはどきっとしてしまいます。

 最近、最も有名なのはやっぱり養老孟司さんの「バカの壁」でしょうね。呉智英さんの「バカにつける薬」はタイトルも中身も刺激的でした。竹内久美子さんの「そんなバカな!」、やまさき十三さん、北見けんいちさんの「釣りバカ日誌」にもそういえばついてた...(どちらも読んだことないですが)。Amazonで調べたら、いろいろ出てきました。検索結果は844件。意外とありました。

 もちろん本の内容やタイトルへの使い方にもよりますが、「バカ」とタイトルにつけるってよっぽど自信がある人じゃないとつけにくい気がします。頭がいい(と思い込んでいる?)著者が「相手」をこき下ろすような本を「天才バカ本」といって私はあまり好きじゃないのですが、この本を見たときはそうゆう類いの本かなと初め思いました。なんといっても「バカ」の駄目押しですし。

 「学はあってもバカはバカ」川村二郎

 でも妙にタイトルに共感を覚えて買ってしまったのは、「学はあっても」とあったから?
 私の好きなのはやっぱりトップを飾る表題作「学はあってもバカはバカ」。笑いながらも感心しつつ読みました。全体に渡って現代の風潮、若者等を皮肉るオヤジ、という感じがしなくもないですが、決して著者が高飛車ではないところがよかったです。

 補足
 装丁は平野甲賀さん。「バカ」の文字に妙に惹かれたのはそのせい!?