本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

本を読むのに適したところは?

 馬上、枕上、厠上、と言って考え事をするのに適した所としてこの三つが挙げられますが、本を読む場合にもこの三つはかなり適していますね。
 とくに馬上!といっても、もちろん本物の馬ではなくて乗り物という意味ですが(さらにいえば100円で乗る馬とも違います。念のため)。

 私は電車通勤をしていることもあって、本を読む時間が一番長いのが電車の中です。片道1時間ちょっとで、そのうち50分位が電車の中です。
 そうなると体がそれに慣れてしまうのか、通勤以外で電車に乗った時にでも本を読みたくなってしまうのはもちろん、移動手段は無意識のうちに車ではなく電車にしてしまうことが多いです。

 かつて電車に乗ってどれだけ本が読めるかやってみたことがあります(一回だけです)。
 具体的に書いてしまうと小田急線(関東圏内の私鉄の一つです)に乗ってまず小田原まで行って、そこで乗り換えて新宿まで行き、また戻って....。
 でも私には一往復で精一杯でした(そんなこと精一杯やることではないという意見、賛成)。なぜならお尻が痛くなって本を読むどころではなくなってしまったので。

 ではその時の成果は...ハードカバーの本(約300ページ)1冊....何事も度が過ぎると駄目です。

 他に読みやすいところとしては図書館に行って読みます(!)やっぱり図書館は居心地いいですね。しかし図書館はちょっと遠いのが残念。

 ちなみに枕上の場合、昔はよくやったのですが、社会人になってからはどんなに面白い本でもそのまま眠ってしまいます。
 厠上の場合、読みやすいのですが読書の邪魔をする人がいるのであまり長居が出来ません(逆か)。

 そんなこんなで、現在、新たな読書空間を探し求めているところです。