本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

8軒目 愛知県某市 A文庫


 駅に着いた時にはすでに11:30。
 あまりにも到着が遅くなってしまった。
 
 本屋の閉店時間といったら夜8:00という店が多い中、今から向かおうとしている本屋は10:00までやっているという。

 しかしすでに1時間以上もオーバーしてる。
 半ば諦めつつも、場所だけでも確認しておこうといってみたら、普通にやっていた。
 見た所、お客は一人。

 実はこのお店の情報はYahoo!ブログ「覚書き」のミツコさんから教えて頂いた。
 そのお店の何がスゴいかといえば営業時間である。

 9:00〜10:00

 年中無休とはいえ、それでやっていけるのか?
 その秘密を探るべく訪れたわけである。

 店内に入ると店主のおじさんが一人、そして外から見えたお客が一人いた。

 品揃えは極々普通の中型書店並み...いや残念ながら並み以下。
 品揃えで勝負、というわけではなさそう。
 もう少し様子を見る。

 すると、突如、おじさんが腰を上げて、店の奥に入っていき、代わりに若い女性が来た。
 ひょっとしたらこの店の「マドンナ」目当てか??
 と思ったら小さなお子様があとからついてきた。
 どうやら人妻らしい...。
 マドンナ説、却下。

 本屋の中をぐるぐる何度も回ったが何も発見出来ず。
 私の乏しい知識で他に考えられるのは、ネット販売で儲けているか、本購入時のサービスに力を入れているくらい。

 しかしネット販売をしていないことは調査済み。
  
 お店に入ってかれこれ1時間以上経過...腹時計が猛烈に鳴っている。
 諦めて文庫本を買った。
 お店独自のカバーを付けてもらったがそれ以外は何もなし。

 口惜しいがこのお店の秘密は解けなかった。
 いっそのこと店主に率直に疑問をぶつけるべきだったか?との思いがかすめたが、一笑に付されて追い出されるのも嫌なので聞けなかった。

 結局わかったことは、少なくとも2時間以上は残業するお店らしい。
 私にはわからなかったが、このお店の秘密、誰か解いて欲しい。