本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

『読書のすすめ』のすすめ


 新刊書店に行くと様々なパンフレットやカタログ等の冊子などが置いてあります。
 以前記事にした「新潮文庫の100冊」もそうですね。
 こうしたものはタダなのでしっかり(!)もらって帰ります。
 (だから面白い冊子が沢山ある新刊書店はとても好きです。)

 さてそんな私が一番にお薦めする面白い冊子といえば、

『読書のすすめ』岩波文庫編集部編

 これは毎回、主に作家をはじめとする文筆業を(も)している方々によるエッセイを集めたものです。
 エッセイのテーマは「読書のすすめ」とその年の岩波文庫のフェアの主旨に沿ったもののようです。

 それにしてもこの入れ込みよう!

 毎回、多彩な執筆陣!

 これがなんと タダ!!

 毎年、出るのが楽しみになるのもわかりますよね!?

 ちなみに昨年は池澤夏樹さんや角田光代さん等、8人のエッセイが載っていました。

 さて私、4月末頃からそわそわし始めました。
 5月になると、普段よりも新刊書店に入り浸る日が多くなりました。
 5月中旬になるともうほぼ毎日。
 そして下旬、見つからない!

 ひょっとして今年はない??
 と諦めかけた時に見つけました、第11集!
 
 よかった、よかった。

 さて気になる今年の執筆者は下記の通りです(敬称略)。
 池田香代子 岩淵達治、 おすぎ   川本三郎 坂元ひろ子
 中村文則  山崎剛太郎 渡辺えり子 渡辺守章

 例年になく執筆者が多彩な感じがするのはきっと、今年のフェア
『「岩波文庫」でひろがる映画の世界』
によるものと思われます。

 さて今年はどんなエッセイが詰まっているか、早速読んでみたいと思います!!