本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

東京国際ブックフェア2006に行ってきました。







 今年で13回目を数える東京国際ブックフェア2006に行ってきました(写真1枚目)。

 今年もなかなか賑わっていました...。
 良くも悪くも昨年とほとんど変わらないかなぁ。

 まずは目についた有名人の方をパチリパチリと(写真2,3枚目)。
 写真の2枚目は吉永みち子さんのトークショー。
 古市アナウンサーはキレイな方でした...えー吉永さんの話はあんまり聞いていませんでした(失礼!)。

 写真の3枚目は原田大二郎さんによる絵本の読み聞かせ。
 さすが俳優!といってはこれも失礼か。
 子どもよりも付き添いの親の方が興味津々で聞いていたような気がしました。

 さて全部みて私が一番楽しかったのはDNP(大日本印刷)のコーナー(去年もそうだったかな)。
 今年は活字の直彫りと校正刷りの行程をやったようでした(写真4,5枚目)。
 ようでした、というのは私が覗いたときはやっていなかったのです(残念!)。
 ただ活字の直彫りは少し見る事が出来ました。
 9ポイントの「銀」という文字を彫っていたのですが、まさに職人技!!
 ただこの技術は廃れていくしかないんですよね。
 デジタルの波には太刀打ちできません。

 DNPで少し感慨に耽った後は、安売り本の買いあさり...
 のはずでしたが、今回はあまり欲しいモノがありませんでした。
 ということで、最後に今回の戦利品を紹介して終りにします(写真6枚目)。

 まず左上のモナリザの絵は角川書店の「ダ・ヴィンチ・コード」のクリアファイル(3枚)。
 文庫(もちろん2冊)を買ったらオマケでついてきました。

 その下は新潮社のローマ人の物語完結記念(?)の「HANDY NOTE」。
 文庫サイズで中身は横線の入ったノートで、たまに「英雄たちの言葉」が書かれてあります。
 うろうろしてたら貰えました(もっと貰ってくれば良かった)。

 「HANDY NOTE」の右にある大きめのノートは製本所の広告をかねたもの。
 最初の数ページは広告ですが、残り100ページ程は白紙。
 これは人が貰ってくのをみて、すかさず(なぜか慌てて)貰ってきました。

 それらノートの下の四角い透明なのは、交通新聞社ブースで貰った「ルーペット」。
 平面状のレンズです。
 時刻表クイズ全問正解で貰いました(といってもスゴく簡単でしたが)。
 今年の11月19日に第12回(!)時刻表検定試験があります。
 今まで時刻表検定なんて全く知りませんでした。

 最後にモナリザのクリアファイルの隣にある今回一番の戦利品。
 (といってもタダじゃないです)
 文藝春秋社ブースで買った「イン・ザ・プール special Package」
 「イン・ザ・プール」文庫本と「イン・ザ・プール」特製Tシャツのセット。
 本来、2400円のところ6割引(!)の960円で購入。

 これは限定1500setと書いてあるけれど本当かな?
 発売当初に売っていたのは知っていたけれど、売れ残り?
 ちなみに文庫は初版でした。

 おっと忘れていました。
 戦利品を載せている「ポスター」。
 左上に「秀英体」とあって、ゴマ粒みたいなのがあるのがわかるでしょうか。
 これはDNPの秀英細明朝体、約23,500字を印刷したモノなのです。
 (印刷してあるのに『約』って...)
 知らない文字が沢山載っているので、眺めるだけでも結構楽しめます。

 いきなりまとめ。
 今回は去年と比べて少し盛り上がりに欠けたかなという感じ。
 (もっとも大盛況だった事にはかわりはないのですが)
 またDVDやCD-ROM等のデジタルメディアに絡んだ出店が去年よりも目立っていた気がしました。
 これからますますデジタルメディア関連の出店が増えていくでしょう。
 (でも、あいかわらず宣伝は紙の広告に頼った一見、矛盾した事をやっていますが)

 今回は少し物足りなさをおぼえつつ、東京ビックサイトを後にしました。

 蛇足
 その後「大井町」駅周辺の古本屋で若干の成果を挙げた。