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本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

14軒目 アメリカ・サンディエゴ「Mysterious Galaxy Books」



 朝、義弟が私に尋ねた。
 「どこか行きたいところありますか?」
 私「本屋。」
 畳み掛けるように答える私。
 「出来れば古本屋。図書館でもいい。」

 聞くまでもないこと。
 きっと義弟はサンディエゴ・ズー(ココには行った)やシーワールドをはじめとする「観光名所」を期待していたのであろうが、聞き方と聞く人を間違えている。

 一瞬、唖然としながらも素直に調べてくれる義弟はやさしい。

 サンディエゴの本屋をインターネットで調べてくれた。
 ちなみに義弟にとって私の本屋巡りというのは不可解な行動としか見えていない。
 (いや、誰にとっても不可解かもしれないが)

 早速、挙ってきたリストを見せてもらって行きたい本屋を選ぶ。
 といっても家からの距離と店の名前くらいしか情報はないので、選ぶというにはほど遠いのであるが。

 おそらく30軒はあったに違いないが、点在している状態でハシゴが大変そうなので新刊1軒、古本屋1軒を選ぶ。
 この記事はその新刊のお店の方である。

 そもそも名前から怪しく、ひっかかる名前だった。
 車で10分程と近いこともあってぜひ行きたかった。

 さて実際に行って見ると思ったより狭い店。
 しかし店内には名前に違わずミステリとSF/ファンタジーの本でいっぱい。
 
 なんとなしに本を眺めていると突如、ぞろぞろとご老人方が入ってくる。
 そして店員は店の一角を片付けて椅子を並べている。
 実は丁度、その日は作家を招いての小さなトークショー&サイン会があったのである。

 現代の海外作家はほとんど知らない私であったが、このチャンスを逃すわけにはいかない!
 さっそく片隅に座って拝聴。
 ....

 全然、何言っているかわかりません。
 皆が笑っているのに笑えない辛さ。

 それでもわかったのは、
 作家の名前は"JEFF SHELBY"という方らしい。
 そして今回引っ提げてきた新刊本のタイトルは"WICKED BREAK"。
 (ここまでは聞かずともわかったが)
 サンディエゴを舞台にした小説らしい。

 結局、何を言っているのかわからないままトーク終了。
 次はサイン会!
 
 ちょうど妹夫婦が別の用事から戻ってきたので新刊本を「買ってもらう」。
 そして並んだはいいが、何を言って良いのやら全くわからず。
 「ニホンカラキマシター。シャシントラセテクダサイ。」
 位しか喋ることも思い浮かばない有様。
 見かねた義弟が、
 「あなたにお会いできてとても光栄です。」
 みたいなことを英語でどう言うのか教えてくれたが、さっぱり頭に入らず。

 こちらも結局、何を言っていいのかわからないままサイン会終了。
 (実は私の代わりに義弟がいろいろ会話してくれた。
 当の私は顔が強張っていたらしい。)

 ちょっと落ち込みながらも、サインをもらって満足。

 どうやらこのお店はこのような催しをかなり頻繁に行うらしい。
 ちゃんとサイン付き初版本の棚があって、いろいろな作家の本が並んでいた。
 このような新刊でかつ専門店は日本にはほとんどないと思うし、日本ではやっていけないのではと思った。
 こじんまりした店であったが、その分和気あいあいとした雰囲気もあってとても感じの良い本屋であった。


 もちろん、このお店にはマナーの悪い客はいなかったことを蛇足ながら付け足しておく。


 おっと最後に。

 JEFF SHELBY
 まだ新人作家で今回が2作目。
 もちろん日本語訳の本は出ていない。
 私の絶対的に一押しの作家!!


 になるといいなぁ。
 英語なので、買った本はまだまったく読んでません...。