和本作成に挑戦!
本好きなのに本の事、とくに和本については何も知らないのはいけない!
ということで和本作成の講習に行ってきました。
教えてくれるのは田中栞さん。
本職は書物研究家であり編集者であり校正者でもある。
しかしその実態は、本に関する様々なことに精通した自称「本フェチ」!?
「古本屋の女房」という本も出版されている(オススメです)。
講習場所はなんと田中邸。
「本フェチ」のお宅を拝見できるなんて最高!と思いつつ訪問しました。
受講者は私を含め8人。
私以外は全て女性。
5人グループと単独3人でしたが、皆さん和気あいあいと作成。
さて肝心の作成に関しては...
最初に中身の和紙を折るところから始まり、
穴空け、こより通し、....、布表紙作成、題簽つけ...といろいろな作業がある。
この間、田中先生は生徒に手取り足取り教えつつ、和本の各部位やどんな材料を使うとよいとかなどの知識も教えてくれる。
たとえば本を綴じている「こより」。
実は各ページを実際にまとめているのは完成後には見る事ができない「こより」とのこと。
(外観から見える糸じゃないんですねぇ)
そのこより一つとっても、良い紙を使ってしっかり作らなくてはページがばらけてしまうのである。
しっかりした和本にはしっかりしたこよりが必要である。
等々...。
そうこうしながら3時間弱、とうとう完成!!
(写真、但しタイトルは画像編集)。
これで自宅でもつくれるかな。
(もっとも要所は先生が予め準備したものを使っていたのでもっと手間はかかるが)
それにしても手間をかけただけあって愛着が湧く。
和本独特のやわらかみと温かみのある手触りは最高である。
自分のブログを本にまとめるなら和本でもいいかなあと思ったりして。
それにしても真っ白な中身全36ページには何を書こう。
勿体なくて使えない!!
田中栞先生のホームページ
http://blogs.yahoo.co.jp/azusa12111