信州にて蔵書票を見る
信州は上田市にて蔵書票の展示があったのでさっそく見にいく。
当たり前の感想だけれど、どこの誰が作ったものであっても素晴らしいと思う物は素晴らしい!
展示されていた蔵書票は「信州上田蔵書票の会」の皆さんの作品(写真参照)。
一人一人、個性溢れる作品が揃っていて楽しめました。
土地柄なのか、作品も山の花や山川を描いた風景が多いと感じた。
自然が身近に存在する信州上田ならではの作品といってよいかな。
そんな作品の一つである、花の作品は写実的であり、手を抜いていない。
「この奇麗な花を蔵書票として使いたい」という気持ちが伝わってくるよう。
作品を眺めていたら、会の方お二人と話す機会を得た。
お一人は会の代表の方でした。
元高校教師だったそうで、制作方法のことなどいろいろと懇切丁寧に教えてくれた。
もう一方は(代表曰く)若手ホープの方。
作品はホープと言われるだけあって、研究熱心で様々な可能性を試みているような作品ばかりであった。
この会は年3回の交換会と展示会を毎年行っている。
「日本書票協会」の会員の方もいるそうですが、そちらとの交流は活発ではなさそう。
きっとこの会のように各地域でひっそりと(?)活動をしている会が沢山あるに違いない。
そのような会を一同に集めて展示会をするのもまた刺激があってよいのでは?とまったくの部外者ながら思った。
会の大小に関わらず、こうした展示を見ていくのも楽しいと今更ながら感じた。