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本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

「秋も一箱古本市」に行ってみた。








 とても気になっていたイベント、「一箱古本市」に行ってきました。
 そもそも一箱古本市って何??という方はこちらを↓
 一箱古本市

 古本屋の店主!
 誰もが(?)一度は夢見る人気の職業!?
 それを一日に限りやってみよう!
 本を並べるスペースは各自(おおよそミカンのダンボール箱)一箱分。
 というよりまさに一箱に収めて。

 たった一箱、されど一箱。
 その一箱の中身はどれも「店主」の思いがぎっしりつまっている。
 その思いの詰まった箱の中身を見に、東京は谷中・根津・千駄木へ行ってきた。

 しかし開催時間が11:00から17:00までなのに、根津駅に着いたのが15:00。
 たった2時間で全部回るのは無謀というか十分楽しめないというのがよくわかった日であった。
 そもそも開催場所は4カ所(宗善寺、ライオンズガーデン、まるふじ、IMAGO)に点在している。
 ある開催場所から次の開催場所まで結構、道のりはある。
 その間「時間がたっぷりあれば」楽しめるような場所がいくつかあるのである。

 とにもかくにもまずは訪問必須「店舗」として、
 岡崎武志さんの「岡崎武志堂」
 とその岡崎武志さんの学習院での講座でご一緒した
 金時さんの「糸巻屋(いとまきや)」
 のある「宗善寺」へ行った(写真1)。

 「糸巻屋」では手作りの新書ブックカバーを購入。
 デザインは女性向き(?)ではあったけれど、ちょうど欲しいと思っていたのでよかった。
 「岡崎武志堂」では店主直々のオススメの文庫を購入。
 その他、なんとはるばる金沢から出店している「Duckbill」でも文庫を購入(写真2)。
 とりあえずそこで何軒かの店主とお話をしつつうろうろ。
 
 それにしても、なんていい「世界」なんだ。
 私の居場所を見つけた!

 そんな少々大袈裟な気持ちがふつふつと。
 しかしここで終ってしまってはいけないと気づく。
 次の開催場所「ライオンズ・ガーデン」へ(写真3,4)。

 ここは心なしか家族連れの店主が多いようだ。
 品揃えもそれぞれ面白い。
 絵本があるかと思えば、画集があったり。
 まさに古本屋といった値付けをしているお店があるかと思えば、
 こんなに安くていいの?と思わず顔がほころんでしまう(!)お店があったり。
 そんなお店たちで文庫を購入。

 3カ所目の開催場所「まるふじ」(写真5)
 ここでは商店街の1軒の前にズラッとならんでお客と対峙。
 個性的な店主(?)が多い感じ。
 その中でも「ふつー」なお店で物色、購入。
 しかし、私の目からは百歩譲っても「ふつー」の品揃えには見えませんでしたが。
 
 最後の4カ所目、IMAGO(写真6)。
 IMAGOはCAFE&DININGのお店らしい。
 このお店の外と内に店舗が並ぶ。
 この時、時刻は16:40頃。
 だいぶ涼しくなってきた。
 雲行きも怪しい...。
 外で店を構えている店主の一人がとても寒そうにしていた。
 「もう少しだ、頑張れ!」
 という気持ちがなくはないが、懐だけでも僅かに暖まるかなと思いつつ購入。
 店内の方は一転、少し暑い。
 少々込み合っているところをちらりと見つつ購入。

 一応、全ての店舗は見る事が出来た(自己満足)。
 総じてどの開催場所もまさに十人十色でとても楽しめた。
 しかし惜しむらくはやはり時間!
 これは丸一日かけて楽しむイベントだと思った。
 次回は開始時間からお店へ...というより次回は私も出店するぞ!
 祭りはやっぱりやる方が楽しいに違いない!

 次回の一箱古本市に向けて、品揃え準備を始めようと一人誓う私であった。

 備考[今回の成果(写真7)]
 新書ブックカバー1枚(枚?) 金時さん作成
 「回想の芥川・直木賞永井龍男(文春文庫)
 「まざあ・ぐうす」北原白秋訳(角川文庫)
 「冬の紳士」大佛次郎(大衆文学館講談社)
 「書物の歴史」エリク・ド・グロリエ(文庫クセジュ)
 「浮世絵博覧会」高橋克彦(角川文庫)
 「神の子どもたちはみな踊る村上春樹(新潮文庫)
 「とりかえばや、男と女」河合隼雄(新潮文庫)
 「パパいらず」しばざきとしえ(メディアファクトリー)
 「増補 新橋の狸先生」森銑三(岩波文庫)
 「経験を盗め」糸井重里(中央公論新社)
 「本と校正」長谷川鑛平(中公新書)