2006年 私が楽しめた本ベスト5
今年一年で(最後まで)読んだのは47冊。
読む本が少ないうえに文句なしに楽しめた!という本が10冊も選べないのでベスト5にしました。
条件は2006.1.1〜2006.12.31までに完読した47冊から、もっとも楽しめた本5冊。
購入時期や本の出版年度は無視。
並び順には意味なし。
1.マドンナ 奥田英朗(講談社文庫)
表題作「マドンナ」にヤラレタ。主人公に思いっきりのめり込めて楽しめた。
2.夫婦茶碗 町田康(新潮文庫)
堕ちていく快楽。主人公はどこまでも堕ちてゆくのに読後感は爽快な不思議な小説。
3.痴人の愛 谷崎潤一郎(新潮文庫)
名作はやっぱり名作。お人好し男大集合。読後かなり長い間、小説の世界が頭を離れなかった。
4.そして殺人者は野に放たれる 日垣隆(新潮文庫)
ノンフィクション。被害者無視の裁判に愕然。ここに出てくる裁判官も一種のマニュアル人間か。
5.高丘親王航海記 澁澤龍彦(文春文庫)
幻想文学に初めて触れた気がした。ただただ身を任せて読み進めばいい。
今年、出版された本が1冊も入らなかった。
面白かった本がなかったわけではないのだけれど。
そもそもみんな文庫。
来年は単行本もなるべく読もうかな。