本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

「日本本楽家協会」の100冊 途中経過(2007.1.8)

 昨年から募集しております『「日本本楽家協会」の100冊』がとうとう半数を超えました。
 さてこの推薦ジャンル(お題)が曲者(意味不明)すぎて、どんな本を挙げればよいかわからない!
 という方がいるかと思います。
 そこで、これまでの推薦本を公開しようと思います。
 なお各お題に対する推薦枠はすべて5冊となっています。
 しかし既に5冊揃っているところにも是非、推薦してください!
 5冊以上になったところは投票により決める予定です。
 推薦できる方は会員、あるいはYahoo!ブログのブロガーであれば誰でもOKです。
 
 なお『「日本本楽家協会」の100冊』に関しては下記の記事も参照ください。
 推薦本の募集
 http://blogs.yahoo.co.jp/chiiraba/40388103.html『「日本本楽家協会」の100冊』への道

 (1) 親子でも楽しめる本
 「奇巌城」 モーリス・ルブラン (岩波書店)
 「スイミー」 レオ・レオニ (好学社)
 「それいけズッコケ三人組」シリーズ 那須正幹 (ポプラ社文庫)
 「だるまちゃんとてんぐちゃん」 加古里子 (福音館書店)

 (2) 小説世界をどっぷり楽しむ本
 「精霊たちの家」 イザベル・アジェンデ (国書刊行会)
 「蒼穹の昴」 浅田次郎 (講談社文庫)
 「三月は深き紅の淵を」 恩田陸 (講談社文庫)
 「旅のラゴス」 筒井康隆 (新潮文庫)

 (3) 日本の楽しみを再発見する本
 「富士山が世界遺産になる日」 小田全宏 (PHP)
 「大和古寺風物誌」 亀井勝一郎 (新潮文庫)
 「木のいのち木のこころ(地)」 小川三夫 (草思社)

 (4) 憧れの外国に楽しみを見いだす本
 「オリエント急行殺人事件」 アガサ・クリスティ (ハヤカワ文庫)
 「旅の絵本シリーズ」 安野光雅 (福音館書店)
 「ヨーロッパ退屈日記」 伊丹十三 (新潮社文庫)
 「深夜特急」 沢木耕太郎 (新潮文庫)

 (5) 生命の不思議を楽しむ本
 「エリセラさんご」 水木桂子 文、和田誠 絵 (朔北社)
 「火の鳥」 手塚治虫 (講談社)
 「へんないきもの」 早川いくを (バジリコ)

 (6) 恐怖でさえ楽みとなる本
 「真珠郎」 横溝正史 (角川文庫)
 「ミザリー」 スティーブン・キング (文春文庫)
 「リング」 鈴木光司 (角川文庫)
 「怪奇小説集」 遠藤周作 (講談社文庫)

 (7) 物事のはじまりを楽しむ本
 「沈黙」 遠藤周作 (新潮文庫)
 「竹之内文書」 ? (?)
 「保存食品開発物語」 スー・シェパード (文春文庫)

 (8) 楽しみが地球を飛び出す本
 「銀河英雄伝説」 田中芳樹 (徳間書店)
 「ファウンデーション・シリーズ」 アイザック・アシモフ (ハヤカワSF文庫)
 「臨死体験(上・下)」 立花隆 (文春文庫)

 (9) 自分自身に楽しみを見いだす本
 「デミアン」 H.ヘッセ (新潮文庫)
 「富士日記」 武田百合子 (中公文庫)
 「自己チュウにはわけがある」 齊藤勇 (文春新書)

 (10) 論理展開の素晴らしさを楽しむ本
 「破線のマリス」 野沢尚 (講談社文庫)
 「オランダ靴」 エラリー・クイーン (東京創元社)
 「僧正殺人事件」 ヴァン・ダイン (創元推理文庫)
 「われ笑う、ゆえにわれあり」 土屋賢二 (文春文庫)

 (11) つくる楽しみを教えてくれる本
 「飛べとべ、紙ヒコーキPAPER AIRPLANE」 戸田拓夫 (二見書房)
 「ペーパークラフト技法百科」 ポール・ジャクソン (グラフィック社)
 「100%楽しめる手づくりパズル」 ジェリー・スローカム、ジャック・ボタマンズ (東京図書)

 (12) 目を楽しませる本
 「原寸美術館」 結城昌子 (小学館)
 「桜の森の満開の下」 坂口安吾 (講談社学芸文庫)
 「福田繁雄のからくりデザイン」 福田繁雄 (とんぼの本)

 (13) 登場人物と楽しめる本
 「若草物語」 バーネット (角川文庫)
 「黒後家蜘蛛の会」 アイザック・アシモフ (創元推理文庫)

 (14) 疲れていても楽しめる本
 「東京トホホ本舗」 原田宗典 (新潮文庫)
 「東京公園」 小路幸也 (新潮社)
 「よつばと!」 あずまきよひこ (メディアワークス)

 (15) 楽しみも一瞬に吹き飛ぶ本
 「水の迷宮」 石持浅海 (光文社)
 「夜の果てへの旅」 セリーヌ (中公文庫)
 「幻魔大戦」 平井和正 (集英社文庫)

 (16) 見つける楽しみを知る本
 「少女パレアナ」 エレナ・ポーター (角川文庫)
 「本棚探偵の冒険」 喜国雅彦 (双葉社)
 「100冊の徹夜本」 佐藤圭 (カタログハウス)
 「超芸術トマソン」 赤瀬川原平 (ちくま文庫)

 (17) 一人でコッソリ楽しみたい本
 「蓮の花は泥沼に咲く」 丸山和也 (新紀元社)
 「イマージュ」 ジャン・ド・ベルク (河出文庫)
 「ウケる技術」 水野 敬也、小林 昌平、山本 周嗣 (オーエス出版社)

 (18) 苦労しながら楽しむ本
 「薔薇の名前」 ウンベルト・エーコ (東京創元社)
 「黒死館殺人事件」 小栗虫太郎 (早川書房)
 「日蝕」 平野啓一郎 (新潮文庫)
 「復興期の精神」 花田清輝 (講談社学術文庫)
 「メタマジック・ゲーム」 D.R.ホフスタッター (白揚社)

 (19) ジャンルにとらわれない楽しい本
 「パレード」 吉田修一 (文春文庫)
 「鳥とけものと親類たち」 ジェラルド・ダレル (集英社)
 「古本綺譚」 出久根達郎 (中公文庫)

 (20) 本そのものを楽しみたい本
 「潤一郎訳源氏物語(全8巻)」 山田孝雄 校閲、谷崎潤一郎 訳 (中央公論社)
 「幻想の肖像」 澁澤龍彦 (河出文庫)
 「岩波文庫の赤帯を読む」 門谷建蔵 (青弓社)

以上 67/100冊。