本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

しどろもどろの読書会

 古本カフェcestaが主催する読書会に参加してきました。
一年前に引っ越してきて以来、本楽家活動といったら古本屋巡りがほとんどでした。

けれどもなんだか人恋しい!?

ということで本の話を求めている矢先に見つけた読書会。
テーマに沿った本を持ってきて紹介するというやり方も自分の趣向に合っていました。
(みんなで同じ本を読んでくるという本来の(?)読書会は読むのが遅い私にはハードルが高い!!!)

今回のテーマは「秋の夜長に読みたい長編小説」

ということで、私を含む4名の参加者がありました。

自己紹介の後、各自がおすすめの本を紹介するのですが...
皆さんプレゼンが上手い。
その本のストーリーはもちろん、
その背景や取り巻く状況などを丁寧に分かりやすくはなしてくれる。
おかげで積ん読派の私も更なる山を築き上げる覚悟をしつつ、読みたくなってしまいました。

さてさて私の番になり早速プレゼンでしたが...。
思いだけが空回り。
上手く説明できずに白旗を揚げて次の人へ。

やっぱり事前の準備が私には必要です。
どんなに面白い本があっても「紹介するのが上手くないとね〜。」
と別の話題の時に出た参加者からのコメントが私の心に刺さる。
「そうだよね〜。」と半ば自虐的にうなずく私。


ちなみに私が薦めたいのはこの本!
酒見賢一「陋巷にあり」(新潮文庫)
全13巻は文句なく長編!

この本、いろんなところでオススメしているのだけれど、
紹介者の私が読者予備軍の士気を消沈させ、読書意欲を減退させてる気がしてならない。
ごめんなさい!酒見先生!!

次回はもう少し上手く紹介するんだと、密かにリベンジを誓うのであった...。