本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

蔵書リストを作ろう 〜分野別の激しい勢力争いはこれからだの巻〜

 あれはいつだったか...。
当時暇だった勢いを借りて蔵書リストを作ろうとしたのは...。

ほぼ半年前でした→「蔵書リストを作ろう」

きっとほとんどの人がそんなことは忘れていることでしょう。
ひょっとしたらそんなこと騒いでたなぁとかすかに思い出す人も一人はいるかもしれません。

私は...

忘れてません!

コツコツ思い出したように(!)入力してます。

今日は台風が迫っていることもあってもう外出しないので、
とりあえずこの辺りで自身の蔵書構成なんかチラッと確認することにしました。

結果がこの円グラフ。



○類とありますが、これは図書館を利用される方にはピンとくるかもしれませんね。

ざっくり説明します(しばし司書モード)
日本の図書館では日本十進分類法という分類法に基づいてたくさんの本を分類しています。
図書館の本の背表紙には下の方にラベルが貼ってあってありますが、
そのラベルに3桁、もしくは小数点以下まで書いてある一見、意味不明な数値の羅列。
それが分類した結果なのです。
細かく分けていけば何万、何十万以上という区分に分類可能ですが、
所詮は個人の蔵書。
とりあえずは一番大枠のところで10区分に分類した結果が、上の円グラフです。
ちなみに具体的には次のように分類されます。

0類 総記
1類 哲学
2類 歴史
3類 社会科学
4類 自然科学
5類 技術
6類 産業
7類 芸術
8類 言語
9類 文学    

例えば0類には図書館や図書に関することや百科事典なども含まれます。
経済学部がある大学は3類がとても多いです。
理工系は4類や5類。
芸大なんかだと7類が多くなるでしょう。
ちなみに漫画は7類に含まれます(バナナおやつ風)!
小説やエッセイは9類になります。
ちなみにミステリだろうとSFだろうとラノベだろうと
日本の小説ならピンポイントで一つにまとめられます。
だから小説好きな図書館ユーザーは本を探しにいくとき
「913.6、913.6、...」
とつぶやいているとかいないとか。

(司書モード終了)

さてこんなことを踏まえながらグラフを見ると...

シェア第一位は...
小説はあまり読まないといいつつ、やはり9類!!
エッセイと小説どちらが多いか、さらに調べてみるのも興味深いところ。

第二位は7類ですが、これは漫画がかなりのシェアを占めてました。
ついでにパズルが好きなのでこれも7類を多くしている理由。

しかしながらパズル関連は第四位の4類になるものもあり、それが4類の多い理由でしょう。

第三位の0類が多いは古本屋関連や読書法とか、そんな本の影響でしょう。

それにしても下位を見ると...5,6類の少なさ!
とくに6類!!
よくよく見ると6類の本もあったのですが、少な過ぎて小数点以下。
これからはもう少しこの辺りの本も意識して読んでみようかな〜。

ここまで蔵書リストを作り出して半年後の途中経過ですが、
現在はほとんど文庫しか登録していないことを考えると
これから単行本を入れはじめていくと順位変動も大いにあり得るか。

このまま9類がトップを守り続けるか!

漫画とパズル二大共闘による2位7類が逆転するのか!

はたまた0類や4類の大番狂わせなるか!

一方で寂しい限りの6類のシェア拡大は果たしてあるのか!

今後どう変わっていくか楽しみです。