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本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

懐かしさの中に新しさが〜静岡市古本屋巡り〜

本屋・古本屋

 愛知県のお隣の県、静岡県に行ってきました。
今回は静岡市内の古本屋をぐるっと。

まずは静岡鉄道新静岡駅からスタートして、水曜文庫へ

 

スタートからとてもいい感じのお店。
とても小綺麗で品揃えも私好みの本が盛りだくさん!
あれもこれも欲しいけど、まだまだ1軒目ということで我慢。

2軒目は道路を挟んで反対側の栄豊堂書店古書部へ。


早速、店頭均一棚を見ていたら...
この本はいくらになるの?
というかドアに挟まれてるし!!


次のお店は...少し(かなり?)歩いて文高堂書店へ。


店内に入ると少し埃っぽさがあって子どもの頃に入った古本屋を思い出します。
お昼の時間に入ったので、奥からおかずの匂いが漂ってなんとものんびりした雰囲気。
置いてある本は懐かしさ溢れるものがチラホラ。
思った以上に欲しいものがあって名残惜しいけれど、次へ!

次はお決まり?のB○○K○FF。


あまり期待もしないでプラプラ見ていると気になる本が目に入る。
少し高いなぁ〜と思いつつ表紙を開くと著者のサインが!

このサイン分高くしているのだろうか??

でも今回はコツコツためたスタンプが10個ある。
これを10%クーポンにして買っておこう!!
と思ってクーポンをレジに見せると衝撃の一言。

「静岡(県?市?)では扱ってないんです。」

!!!!!
...しっかり確認する前にクーポンに変えるべきでした。
自分を恨みつつ本を買い、とりあえずショックを和らげようとランチ。

そのあと近くの神社をぶらっと。




静岡浅間神社だそうです。




近辺の七社を巡りの案内。
スタンプを集めていくとのことですが、今の私にスタンプは禁句。
それに今回は神社巡りじゃなくて古本屋巡りが目的なので、七社巡りはスルーして次の目的地へ。

気を取り直して次のお店、ブックスランド(安西店)へ。


一見、これはやっているのかな?という感じ。
奥に入ってみてビックリ。


均一棚前に本の山が立ちはだかる。
勝って欲しいのか欲しくないのか...。
さすがにこれをずらしながら棚に向かっていくのは諦めて店内へ。

ここも興味深い本がいろいろ。
眺めていると先に入ったお客さんが店長に本のお尋ね。

お客さん「インドネシアの旅行ガイドある?」
店長  「あるとしたらこのあたりですが...バリならありますが...」
お客さん「バリでいいや!同じようなもんでしょう?」

たしかに間違いではないが。
でも意外とテキトー?

お客さん「お茶の仕事してるんだけどね〜。」
店長  「お茶の買い付けかなんかですか?」
お客さん「いや、全然関係ない。社員たちがたまには休めっていうから。
     海外にでも遊びに行こうかなって。
     帰ってきたら会社なくなってたりして(笑)。
     空港まで行って飛行機に乗らずに帰ってこようかな。
     土産話するのに何話していいかわからないからね。」

本当に旅行に行くのか知らん。
でもなんかお店のの人とお客さんの会話ってなんだか楽しい。
社長らしきお客さんは、バリの本その他を購入し、
また来るわ〜と言って去っていった。
私もいくつか買って次のお店へ。



そんなに離れていないところにブックスランド、ここは馬場町店。
ここもいい感じ。
店内も昔ながらの古本屋さん、という言葉が浮かぶほどいい佇まい。
40年くらい前からやっているとのこと。
その頃はこの周辺に9軒くらい古本屋さんがあったそう。

昔はトラックで買い付けに行かないと本を持って帰れないくらいだった。
いまは少ないねえ、と店主のお話。

前のお店と同系列のはずだけど、なんらかの事情で系列店になったのかな。
さっきは店長というのがぴったりだったけど、こちらは店主って感じ。
いかにも人の良さそうな店主から本を買って次に。

次もすぐ近くのあべの古書店に...と思ったら閉まってました。
でも店頭均一棚出しっぱなしとは盗まれないかなと思いつつ、棚を見ると。




「代金はシャッター郵便受けに投入」!!
田舎の無人野菜売りを思い浮かべました。

さてさて、ゴールも間近。
次は安川書店。



お楽しみの店頭の均一棚が空っぽなのでお休みかなと思いつつ近づいてみるとやってました。
品揃えは結構しっかりしたものが多くて残念ながら手が出せず。

いよいよ最後の太田書店へ。




ここは見るからに新しい感じの古本屋さん。
お店自体は古いようですが、昨年今の場所に移動してきたとのこと。

店頭の均一棚は新しい本が多く、私好みの本も多い。
見ている間に店主?が棚に持ってきた本を早々に抜き取る。
店内はキレイなのはもちろん、見ていて楽しいお店でした。

今回の古本巡りはお昼前に出発し、駿府公園の周りをぐるっと一回りする格好となりました。
最後のお店を出た時にはすっかり暗くなってました。

総じて、まだまだお宝が眠ってそうな古本屋さんが多い印象でした。
そして何よりお客さんとの交流がなんともいい感じのお店が多い。
隣の県でもあり、思ったより時間もかからないので
今度は駿府公園でお昼の休憩をとりつつ巡りたいものです。

次はどこに行こうかな〜。

蛇足

追加で新刊書店の写真を。
どのお店も「町の本屋さん」という佇まいがいい味出してます。
一方で新しい本屋ができてもすぐ潰れていくという、店主のお話には寂しい気もしました。