本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

はじめての朗読ライブ「VVアパートメント別館メセンデ嬢の部屋」

 朗読ライブ、というのに初めて行きました。
場所はいつも読書会で行っている古本カフェcesta。
とはいっても今日は夜だったので、どちらかといえば古本バーか。
朗読ライブは月一で行っているとのことでしたが、これまで読書会以外は特に関心のなかった私。
しかし、本楽家としてはもっと楽しみを広げるべきだ!
ということで、店主のお誘いを受けて申し込みました。

さて肝心の朗読は株式会社VoiceVoiceの朗読家、益田真理子さん、
そして今回のゲスト内野一さん、のお二人によるもの。

実は紹介を聞いた時には衝撃の新事実が!!
(ここでは敢えて触れませんが)

何はともあれ今回、初めて朗読ライブを聴いたのですが、やっぱり生っていいな〜!
元々ラジオのドラマとか聴くのは好きだったのでした。
しかしラジオを通して聴くのとライブとではこれほどまで違うのか!!

もちろん普段の読書(黙読)とは全くイメージの広がり、立ち上がり具合が違う。
まさに生き生きと登場人物や情景が浮かんでくるようでした。
セリフは登場人物毎に「微妙」に声の抑揚などを変えて演出。
この「微妙」に変えているところが、聴いているほうには耳障りでなく、
しかし違いがしっかり区別できるので、スッと入ってきて聴きやすい。
ラジオドラマのように芝居ではなく朗読たる所以もそこにあったりして。
なんて初めて聞いていかにもなことを書いたけれど、一言で言えば

面白かった!!

ということでぜひまた聴いてみたいです。

脱線
たまたま隣り合わせた青年とお話をしました。
こちらの方からも面白い話を聞かせてもらいました。
こういうところでの出会いというのも刺激を受けていいものです。



今回の演目
1. 太宰治「黄金風景」
朗読 内野一

2. 太宰治「朝」
朗読 内野一、益田真理子

3. 太宰治「饗応夫人」
朗読 益田真理子