本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

何度でも飽きない読書会

古本カフェcestaの夜の読書会に参加してきました。

テーマは「何度も読みたい本」。

通常、夜の読書会はお酒を飲む人のみ!

しかし今回は特別ノンアルコールでもOK。

その条件が思わぬ影響を...。

いつもは女性の参加が多いのですが、今回は全く逆の男性ばかり(紅一点)でした。

しかし面白さはいつも通り。

本の紹介が一通り終わると話のテーマは将棋、人工知能...など広がっていきました。

 

子供の頃は同じ本を何度も何度も繰り返し読んでいました。

それがお小遣いをもらい始めてから徐々に変化が。

欲しい本をどんどん買うようになると、繰り返し読むこともだんだん減り、今では繰り返し読むってことが珍しくなってしまいました。

 

本は止まることなく出版され続けます。

同様に知りたいこともどんどん増えて行く。

たくさんのことを知りたいという欲は止められませんが、もっと一つのことを深く深く考えていくことも大事だなと実感。

今年は購入をぐっと抑えて、繰り返し読める本をもっと増やしていきたいものです。

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今回紹介された本

大江健三郎「芽むしり仔撃ち」(新潮文庫)

香山彬子、佃 公彦「金色のライオン」(復刊ドットコム)

きたみりゅうじ「新卒はツラいよ!」(幻冬舎文庫)

沓掛良彦「サッフォー 詩と生涯」(水声社)

白倉由美「夢から、さめない」(角川スニーカー文庫)

谷川浩司「光速の終盤術」(将棋連盟文庫)

山崎豊子「大地の子(上・中・下)」(文藝春秋)

NHK「プロフェッショナル」制作班「人生に迷わない36の極意」(NHK出版新書)

シュリーマン「古代への情熱」(新潮文庫)

バーネット「小公女」(新潮文庫)

レイ・ブラッドベリ「10月はたそがれの国」(創元SF文庫)