本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

どんどん高みに向かう読書会

古本カフェcestaの夜の読書会に参加してきました。

テーマは「自分を高められる本」。

 

どんな本からも自分を高められる!と思う反面。

そもそも高めることを意識して本を読んだっけ?

今回のテーマでは自己啓発本を少し期待(?)しました。

ところがほぼ皆無。

自分を高められる...自己啓発の本...と安易に選びそうですが、私自身含めて、そういった本はほとんどありませんでした。

いろんな観点で「高めている」話が聞けて面白かったです。

 

それにしても自己啓発本ほど好き嫌いが激しい本はないのでは。

自己啓発本は大好物!という人は出る本全てと思うくらいたくさん読んでいる人もいる。

かと思えばそんな本を読んでも変われない!という人もいたり。

私は自己啓発本もいいんじゃない、というスタンス。

自分自身は同じ考えの本を読んで意を強くしたり。

落ち込んでいる時に引き上げてもらう場合もあったり。

それよりも本よりも読む人次第かなと。

読んだだけで「成功」できると思っている人。

上っ面だけ真似をして、それで良いんだと自信満々の人。

書いてあることを他人にも強いる人...。

書いてて反省しつつ、そういう人を目の当たりにすると自分が辛くなります。

なんにせよ本に罪はなしといったところ。 

いろんな本をたくさん読んで、柔軟性を持って高みを目指したいものです。

 

 

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紹介された本

稲盛和夫「生き方」(サンマーク出版)

頭木弘樹「希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話」(飛鳥新社)

玉井袈裟男「自己発見の技術」(農山漁村文化協会)

西堀榮三郎「南極越冬記」(岩波新書)

フジモトマサル「今日はなぞなぞの日」(平凡社)

星野源「蘇る変態」(マガジンハウス)

町山智浩「映画と本の意外な関係!」(インターナショナル新書)

宮本常一「木のいのち木のこころ 天」(新潮OH!文庫)

和田秀樹「腹が立ったら怒りなさい」(新講社ワイド新書)

スティーヴン・キング「キャリー」(新潮文庫)

チャールズ・ブコウスキー「勝手に生きろ!」(河出文庫)

ミヒャエル・エンデ「モモ」(岩波書店)

ジェニー・オフィル、エリッサ・シャッペル「女友だちの賞味期限」(プレジデント社)