本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

ふりかけご飯


 何でそんなにふりかけが好きなんだろう。
 うちの子どもの食事風景を見ての感想です。

 真っ白なご飯だけだしても食べません。
 (もちろん、お味噌汁をはじめとするおかずは置いてあります)
 しょうがないのでご飯の上にふりかけパラパラ
 (ここで全部入れると後々、大変な事になります)。
 するとあら不思議、嘘のように猛烈にご飯を食べ始めます。

 そして最後の山場(?)。
 案の定、ご飯が残り少なくなった頃にび騒ぎ始めるので、そこで残ったふりかけを投入。
 無事、ごちそうさま。

 しかし最近、沢山食べるようになってきて大変。
 うちではふりかけは1食につき1袋のみ許していますが、このような条件下でおかわりを要求されるとあとはご飯(と他のおかず)だけ...。
 
 ということで、このおかわり問題(!)がちいらば家のホットな話題です(本当か?)。

 ところで一週間前に買った本をやっと読み終えました。

 有川浩図書館戦争メディアワークス

 著者はこの本で初めて知りました。
 本の帯に「待望の最新刊」とあるのでそれなりに人気はあるようですね。

 さてこの本を先ほどのふりかけご飯で例えると、ご飯は「図書館の自由に関する宣言」、ふりかけはキャラ萌え(この単語、初めて使ってみました)の楽しみ。
 読みながらそんなイメージを持ちました。

 本書は5章で構成。
 そのうち1章から2章まではふりかけの味がたっぷり。
 3章あたりから徐々にご飯の味がしてきて、4章中盤あたりからはご飯の味がほとんど。
 そして最終章の最後に、残りのふりかけをかけてごちそうさま。

 たまにはふりかけご飯もおいしいなぁ。

 とお腹をスリスリしながら「あとがき」を読んで少しビックリ。
 「今回のコンセプトは、
  ・月9連ドラ風で一発GO!」(最初の2行より)
とある。

 しかも
「気に入って頂けたらもっと連ドラで続けてみたい」(これも「あとがき」より)
とあるではないか!

 確かにエンディングは思いっきり続きを意識している。
 おかわりのご飯は用意しているのかな?
 ふりかけは絶対かけるはず、というよりもふりかけかけないとみんな読まないでしょ!
 (ちなみに、ちいらば家ではふりかけ「だけ」食べるのは許してません!)
 まさかわたしの考えているご飯とふりかけの例えは逆??

 ということで、このおかわり問題(!)はちいらばだけのホットな話題です(本当か?)。