本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

9軒目 神奈川県藤沢市 「BOOK CIRCUS」

問題 私の知人U氏はこう言った。 「私はお金を払ってタクシーに乗ったことがない(!)のです。」 最初、私はU氏の家が裕福でお抱え運転手でも雇っているのかと思いました。 でも違うらしい。 ごくごく普通の家で育っており特別裕福ではない。 また父親をはじめ…

読書はリズムに合わせて

読書は読者が積極的に参加しないと面白くないのは既に誰しも知る所。 あと、(特に小説で)忘れてはいけないのはその本に合わせたリズムで読むことが肝心なこと。 これをまさに痛感したのがこの本。 伊坂幸太郎「陽気なギャングが地球を回す」祥伝社文庫 私の…

劇団と漫画の共通点

劇団と漫画の共通点って、演題(タイトル)が違っても役者はかわらないところかな。 なんてことを、あだち充氏の漫画を古本屋で立ち読みして思った。 ただそれだけ。

日本本楽家協会企画「本のタイトルリレー」

日本本楽家協会の皆様、お待たせしました。 本楽家協会の企画として「自分が読んだことのない新しい本の発見」をテーマに(もっともらしくしてみました)、「本のタイトルリレー」を行いたいと思います。 ちなみに会員さんは強制参加です(!)。 協会に入会した…

火の粉がうだつを越えてきた

その日に読んだ本の内容と、同じ日にあった出来事が「結びつく」事ってありませんか? おそらくよく本を読まれている方ならば少なからず体験していると思いますが。 特別に意識したわけでもないのに、小説の世界のなかでふとその日の事が割り込んでくる。 そ…

村上征勝「真贋の科学-計量文献学入門-」朝倉書店

1994年の出版なので内容はかなり古いと思われる。 しかし「入門」だからよいかな。 これまで、ある文献の真贋を調べる場合には、その文献に使われている紙やインク、また筆跡による判定が行われる。 しかし元の文献がこの世に存在しない場合、例えば人づてに…

消しゴム版画家を目指す。

今日はエイプリルフール。 ここは一つ気の利いた嘘でもつきたいところだが、そんな才能さえもなくただぼんやり。 ふと本棚から「ナンシー関の顔面手帖」角川文庫 を取り出す。 ナンシー関さんの似顔絵版画(?)が結構、好き。 どんなところが良いのだろうと思…