本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

2005-01-01から1年間の記事一覧

変化球な本えらび

今、自分にとって一番気になる作家の一人、リリー・フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド。 ユースケ・サンタマリアという名前も長いと思っていたらもっと長い人がいた...。 まぁペンネームの長さよりも現在は「あの」作品で大人気ですよね。 「おでんくん…

読書の履歴を振り返る

ノートなんかに読書日記をつけている人はどれくらいいるのだろうか? 私がYahoo!ブログでファン登録している人の中にはブログ上で読書日記を書いている方がいるが、でもそれとは別にノートに記している人っているのだろうか? そもそもブログの場合は他人に見…

切っても切れない「本と私」バトン

「朝から晩まで本を読んでいたい」のりあむさんから「本と私」バトンをもらいました。 正確には「○○と私」バトンだそうで、○○に入るお題とともにバトンをもらう趣向だそうです。 そしてりあむさんから私へのお題が「本」。 「本と私」といったらもうあんなこ…

本の旅

このたび、「お気に入り辞書」のCuttyさんの本に続き、なんと私が書いてきたブログが億出版様から出ることになりました!私のブログにコメントくださった方、どうもありがとうございました!! なんてことが書けるのは、Yahoo!ブログ「ま、いろんなことがある…

2軒目 名古屋「ウニタ書店」

久しぶりに愛知の実家に帰ったので名古屋に行って来ました。 ところで私が名古屋に行く目的はといえば、ほぼ100%本屋に行くこと。 これは自分で本を買うようになった中学生から変わっていない。 よって私が 「名古屋に行ってくる。」 と家族に告げる言葉は、…

皆さんお待ちかね(?)の当せん発表!

待ちに待った書店くじの当せん発表が昨日(12/5)ありました!! 皆さん結果はどうだったでしょうか!! と書いたものの、きっとみんな書店くじのことなんてすっかり忘れているに違いない...。 書いている私でさえ、財布の中のお札より多いレシートの束を整理…

虐待的(?)読書法

私の中で暗黙に決めていた「本に対してしないこと3ヶ条」というのがあった。1. 線を引いたり、書き込みをしない。2. ページを折り曲げない。 3. 破らない。 結局の所、本を丁寧に、大事にしながら読む。 だから食事中には読まない。 本の天敵、水気のある所…

気になる脚本家 -矢島正雄-

面白いドラマを見ると、欠かさず脚本家をチェックします。 もちろん原作があればそれもチェックしますが、まずは脚本家から入ります。 私が好きな脚本家は山田太一さん。 かなり古いですがNHKの「男たちの旅路」というドラマを観て以来のファンです。 そして…

佐藤多佳子「しゃべれども しゃべれども」新潮社

落語家、古今亭三つ葉がひょんなことから素人三人に落語を教えることになった。従弟の良にワープロオペレーターの十河、そして小学生の村林。この三人が皆それぞれワケあり。 翻って三つ葉はといえば、これはまだ二つ目という身分で今はスランプ状態。 とに…

ザミャーチン「われら」岩波文庫

1920年代の作品。 「恩人」の名の下にその「単一国」の国民である「われら」はその生活を「時間律法表」で管理され、その行動を「守護者」によって監視されている世界での話。 アンチ・ユートピアを描いた作品。 そもそも国民は「員数成員(ナンバー)」で区別…

国語便覧でホンの箸休め

何時間も白黒のページを追っかけていると、さすがに疲れます。 そんな時はちょっとカラーページで気分転換。 以前は雑誌を買っていたのでそれで目を楽しませていたのですが、最近は違います。 「新国語便覧」 文英堂 中学生くらいのお子さんがいる家庭なら1…

読みたくなるカバー絵

本1冊毎に様々な装丁で楽しいハードカバーと違って、文庫の場合は出版社やシリーズで統一されています。なので個々の文庫の個性は自然と表紙の絵に表れてくるような気がします。 もっとも平積みしてもらわないと、その個性も十分発揮されないのですが...。 …

私だけの世界一使える図書館「生物」

生物の授業というとなぜか男性よりも女性の方が得意という印象があります。 でもそれは単に高校時代の生物の先生が女性だったから? 中村桂子「あなたのなかのDNA」ハヤカワ文庫 DNAはまさに誰しも持っているにも関わらず、まだ誰もその全容を知っている人は…

今年は当たるかな?夢のジャンボ「書店くじ」

毎年、この時期になると、「読書週間書店くじ」が配られるようになる。 といっても、もちろん本を買わないともらえないのですが。 でもなぜか私は、この書店くじをもらうことが少ない。 この時期に限って本をあまり買わないような気もします。 一番悲しかっ…

本依存症度チェック〜あなたは大丈夫ですか?〜

なかなか記事が書けなかったので、せめて一言メッセージでも更新しようと思ったことがきっかけでこの症例シリーズ(!?)を書いてみました。 ありがたいことに、そんなところにも反応してくれる方がいました。 調子に乗ってポツポツ書いてきましたが、ここでち…

私だけの世界一使える図書館「物理」

「物理学とは物の理(ことわり)を知るものであって、心の理を知る心理学と対比するものである。」 なんてことを大学時代に先生から授業で教わった。 物理学と心理学とを比較対象とする事なんてまったく思いつかなかったせいか、これはとても印象に残った言葉…

やっちまいたい一戸建て。

生涯で最も高い買い物となるであろう持ち家。高いだけにチャンスは1回、失敗は許されない! 本一冊買うのでさえ何時間と悩むことがある(楽しんでいる?)私にとっては、家を買う(建てる)ということは慎重に慎重を重ねなければいけません。 ということで家に…

世界一使える図書館

日テレで「世界一受けたい授業」がやっています。観ている人も多いと思います。 残念ながら私はいつもタイミングが悪いために、この番組は数回しか見た事がありません。 かなり人気があるそうですが、私もこの番組はとても面白いと思いました。 私にとっての…

つまみ読みの楽しみ

精読、摘読、速読、斜め読み、朗読、音読、黙読、積読(?)...、本の読み方はいろいろありますが、「つまみ読み」も捨てがたいものがあります。 ここで言う「つまみ読み」とは、食べ物の「つまみ食い」に対して、本を対象にした一種の拾い読み(摘読)です。 拾…

あなたがよく読むのは何文庫?

このブログの投票を試しに使ってみようと思ったのですが選択肢が5つしかないんですね。 お題をタイトルのようにするつもりだったのですが、選ぶのが大変。そもそも、その他を入れるので4つを選ばなくてはいけない。これは難問です。 ということで投票は止め…

新刊本屋のポイントカードはもう当たり前?

実は前から気になってました。 なぜなら「その」本屋で本を買う時にはレジで「たまに」早口で尋ねてくるので。 店員「○○のポイントカードをお持ちですか?」 私 「持ってません。」 .... 何事もなかったように会計を済ませて、カードの事はまさになかった事…

ハードカバーの本を買うとき

ハードカバーで読むか文庫になってから読むか、悩む人はおおいのではないでしょうか。私はどちらかというと文庫になって読む人です。 ではハードカバーで買う時はどんな時かというと、大抵次の場合です。 1.どうしてもすぐ読みたいとき 2.きっと文庫化されな…

「伝説のカルトSF小説、待望の完全映画化!」

新聞を何気なく見ていたらタイトルのような文が目に飛び込んできました。 いやに大袈裟な文句かと思ってよく見たら「銀河ヒッチハイクガイド」(原作ダグラス・アダムス)!! なんて懐かしいタイトル。確か私が中学か高校生位の時に読んだ本。だからもう何年…

「原典」回帰へ

学生のとき古典の授業がとても苦痛でした。文法はもちろん、同じ言葉に対して現代とは異なる意味解釈をしないといけないところにかなり苦労させされました。 しかし月日が経って...それなりにいろんな本を読んでくると、どうしても最後は「古典」に行き着く…

本を読むのに適したところは?

馬上、枕上、厠上、と言って考え事をするのに適した所としてこの三つが挙げられますが、本を読む場合にもこの三つはかなり適していますね。 とくに馬上!といっても、もちろん本物の馬ではなくて乗り物という意味ですが(さらにいえば100円で乗る馬とも違いま…

「バカ」は「バカ」でも。

本のタイトルに「バカ」なんて単語が入っていると、私のようなものはどきっとしてしまいます。 最近、最も有名なのはやっぱり養老孟司さんの「バカの壁」でしょうね。呉智英さんの「バカにつける薬」はタイトルも中身も刺激的でした。竹内久美子さんの「そん…

無人島に1冊、持っていくなら...?

誰しもが1度は質問された、あるいは耳にしたことのある質問の一つ。 「無人島に1冊だけ持っていくとしたらどんな本を持っていきますか?」 初めてこの質問にぶつかったときの答えは「そんなの決められない!!」という答えにならない答え。 2度目、少しは考…

1軒目 北軽井沢「本の六四館」

私は旅行に行くと大抵その土地の本屋に行きます。今回の小旅行でも一軒、本屋に行きました。 場所は「群馬県」北軽井沢のショッピーングモール「くりの木プラザ」の一角。お店の規模はほぼ予想通りで、広いとは言いがたい大きさ。これについて落胆はなし。も…

本を売るならぶっ殺す!?

子供の頃は本を売るなんてことはとても罪なことだと思っていました。そして初めて古本屋に本を売りにいったことは苦い思い出とともに記憶に残っています。 それは中学生の頃でした。それなりにお気に入りの本も混じっていました。そして「1,000円位にはなる…

読んだ雑誌の処分法

今は雑誌愛読月刊期間中(2005 7/21〜8/20)です。雑誌たくさん読んでますか? 私はほぼ毎月買っているのが2,3誌。あとは気になる特集が載っていれば買うというスタンスなので、それほど買っているほうではありません。それでもどんどんたまっていきますので、…