文庫の「概略」で楽しむ
「西方見聞録〜京都から岡山へお嫁にきました〜」のミラさんの記事中に、講談社文庫の裏の概略の一部だけを見せて、この本が何か当てるクイズが載っていました。↓
http://blogs.yahoo.co.jp/milla_and_madness/39078625.html
なかなか面白いので皆さんも当ててみてはどうでしょう?
実は私は買う時には大抵、概略(ここでいう概略とはカバーに載っている文章を示す、以下同じ)を読まない。
理由は読んだときの「お楽しみ」が減るような気がするからである。
では何を見て決めるかというと、カバーのデザイン、本のタイトル、著者、帯の文句などである。
帯の文句にも内容に触れる場合があるが、これくらいは許容範囲としている。
そして最初の数ページ。
概略を読むより本文を読んだ方が自分に合うかどうかわかる。
さて買う時には読まないが、読み終えた後は必ず読む。
読後の感想と概略との違いを見たりすると、意外とずれていることが多い(きちんと読めてない!?)ので、再び読み直すという事も多々。
これはこれで面白い。
ところでこの概略だけを読んで、それが誰の何の本か皆さんはわかりますか?
有名どころだと、主人公の名前やシリーズ名が入っていればすぐわかりますね。
あとは受賞作でわかる場合もあるでしょう。
でも具体名がほとんど出てこなかったりすると、いったいどんな内容の本なのか結構わからないことが多いものです。
ということで問題。
次の概略で説明されている本は何という作品でしょう?
もしわからない場合は相応しい作品名を付けてみてください。
(作者は作品名がわかれば自ずとわかりますね)
問題1
概略「風のように去ってゆく時の流れの裡に、人間の実体を捉えた『作品名1』は、生きることより死ぬことの意味を問い、同時に死を越えて生きることの意味をも問うている。」
問題2
概略「落ちぶれた愛人の源七とも自由に逢えず、自暴自棄の日を送る銘酒屋のお力を通して、社会の底辺で悶える女を描いた『作品名2』。」
解答まで
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作品1「風立ちぬ」
作品2「にごりえ」