本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

悶々、ムラムラの読書会

古本カフェcestaの読書会に参加してきました。

今回は夜の読書会。

三大欲求がテーマで続いてきましたが、いよいよ最後。

今回は「性欲」でした。

 

テーマがテーマだけに男ばかり?

あるいは参加者いないのでは???

と思っていましたが、3名(うち2名女性)の参加でした。

 

性欲って、食欲や睡眠欲と違ってなんだか表立って話してはいけない気持ちに囚われていたり。

でも綺麗事を並べたところで、エロオヤジであることは間違いないわけで...。

しかしなかなか話せないあんなことこんなことも、お酒と本の力を借りてぶちまけるのは夜の読書会ならではです。

 

大人になってわかる幼少時の体験だったり、「匂い」にまつわる話がでたり。

今とは全く違う、昔の人の性に対する考え方に驚いたり。

 

性欲はどうあがいてもなくならない。

いっそのこと、おおっぴらに出してしまう?

そうなると明らかに薄っぺらい気が。

といって聖人君子ぶって完全に表に出さないのも明らかに嘘。

そんな時に一人こっそり本を読むのもよいのでは。

眠れなくならない程度に長い夜を楽しみたいです。

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〜紹介本〜

赤松啓介「夜這いの民俗学・夜這いの性愛論」(ちくま学芸文庫)

井上理津子「さいごの色街 飛田」(筑摩書房)

大島清「脳と性欲」(共立出版)

唯川恵「とける、とろける」(新潮社)