本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

充実の振り返り読書会

古本カフェcestaの読書会に参加してきました。

今回は今年最後の(日中の)読書会ということで「今年のベスト3冊」。

なんだか最近、あっという間に一年が過ぎてしまう感じ。

ベスト3冊を選べるほど読んだかな?

本のメモを見返してみると...自分にしては意外と読んでるなぁ。

でもたかが知れている冊数。

ここ数年では思ったよりアタリが多かった年だったかな。

 

さてさて、みんながどんな本を選んできたのか興味津々で参加。

今年のベストといっても、今年出版された本ではなく、読んだ本。

しかも本の内容に関するテーマがないので、いつも以上に興味深い本がわんさか。

心なしか皆さんのプレゼンにも気合が入ってました。

あまりの熱意で一巡するだけで時間いっぱい。

アレもコレも読んでみたい!

年末にかけて自宅の本のリストラ敢行を密かに検討中でした。

でもその気持ちもアッサリ折れそうに。

来年もたくさんの本と出会いたいです。

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さて今年は二次会の忘年会がありました。

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通常の読書会では、当たり前ですが終始本の話。

二次会ではプライベートなところもズバッと切り込んだ話も出たり。

読書会だけではうかがい知れない、別の一面も見られました。

その人を知ると、同じ本でもより深く感じられる気がします。

来年、最初の読書会のテーマも決まり、早速楽しみです。

 

〜今年のベスト〜

朝吹真理子「流跡」(新潮社)

大谷能生「不良たちの文学と音楽」(エスクァイアマガジンジャパン)

岸見一郎、古賀史健「嫌われる勇気」(ダイヤモンド社)

小林由香「ジャッジメント」(双葉社)

佐藤多佳子「明るい夜に出かけて」(新潮社)

長崎訓子「Ebony and Irony」(パイインターナショナル)

長沢節「デッサン・ド・モード」(美術出版社)

羽海野チカ「3月のライオン」(ジェッツコミックス)

兵藤裕己「太平記(一)」(岩波文庫)

深沢七郎「人間滅亡的人生案内」(河出文庫)

堀江敏幸「なずな」(集英社文庫)

三宅隆太「スクリプトドクターの脚本教室・中級篇」(新書館)

村田沙耶香「殺人出産」(講談社)

村田沙耶香「殺人出産」(講談社文庫)

森下典子「いとしいたべもの」(世界文化社)

山崎ナオコーラ「かわいい夫」(夏葉社)

吉川トリコ「光の庭」(光文社)

アーシュラ・K・ル・グィン「世界の誕生日」(ハヤカワ文庫)

シェル・シルヴァスタイン「おおきな木」(あすなろ書房)

ピエール・バイヤール「読んでない本について堂々と語る本」(ちくま学芸文庫)

ミランダ・ジュライ「あなたを選んでくれるもの」(新潮クレスト・ブックス)

レスリー・デンディ、メル・ボーリング「自分の体で実験したい」(紀伊國屋書店)