毎度、読書会などでお世話になっている古本カフェ(バー?)cestaにて、本に絡んだ新しいイベントが開催されました。
その名も
「ねるとんブックトレード」
何か心ときめく、ドキドキするようなものを感じるのはある一定以上の年齢層だけでしょうか...。
実際には本の交換会というのが主たる目的のイベントです。
本の交換会といえば、
自分が受け取る本は運任せ
の場合か、
欲しい本を入手できるかどうかは主として自分次第
というものが大半ではないかと思われます。
しかし、この「ねるとんブックトレード」は違います。
自分が受け取る本は自分が欲しいと思った本
となりますが、
欲しい本を入手できるかどうかは主としてその本の所有者次第
なのです。
要するに欲しい本があったら指名をした上で、その所有者に自身が所持する本との交換を交渉するのがこの「ねるとんブックトレード」なのです。
そして「ねるとん」注)と謳うだけあって、欲しい本が他の人と被れば
「ちょっと待った!」
となりますし、
交渉が成立しなければ
「ごめんなさい。」
もあります。
ちなみに大きな流れは以下の通り。
1. 参加者の自己紹介
2. 持参した本の紹介
3. 欲しい本の指名
4. 交換の交渉
参加者は交換用の本を三冊持っているため、3.と4.の手順を参加者一人につき最多で3回繰り返すことになります。
今回の参加者は7名。
単純に指名・交渉は全体で7名×3回=21回(!)おこなうことになります。
さて、今回は「小説」という括りで本を持ち寄っておこなわれました。
私が持って行ったのは以下の3冊

参加が決まったのが前日だったというのが主な言い訳としてありますが、これを持っていけば誰かしらミーハー読者に引っ掛かるであろう(各方面に失礼)という安易な考えもチラリ。一方で自分が欲しい傾向の本と交換するには、同傾向で持っていなさそうな本を持っていくべきか...でも全く違う方が思わぬ発見本が見つかるかもしれないし良いか...と気持ちが揺れながらない知恵絞りつつ、結果時間切れになって中途半端な戦力。
しかしこれが原因で後々つらい思いをすることになりました...。
さてイベントでは待望の本の紹介をじっくり聞く。
...それにしても皆んな紹介が上手い...。
プレゼンど下手の私は聞き惚れつつチェック。
開始前は欲しい本が1冊くらいあればよいかなぁと思っていましたが、実際にはあれも欲しいこれも欲しいと、どう考えても交換要員が3冊では足りない計算。
たまらずThinking Timeを申し出るも即却下。
そうこうしているうちに早速第一巡の指名開始。
早速、一番クジを引いた人が記念すべき1回目の指名をすると、あっさり交渉成立。
その後も順調に決まっていき、いよいよ私も1回目の指名。
相手の様子を見ながら一番欲しかった本を恐る恐る指名すると...交渉成立!
しかし、その後は「ごめんなさい」や「ちょっと待った」がありながら、波乱含みで交換が進んで、やっとのことで全て交換し終えました。

それにしてもモテる人(「モテる本」を持って来た人)ってなんだか羨ましい。
それは自分の考えや大袈裟に言えば自分自身が、自身が持って来た本の選択に間違いがなかったと認識することで、周囲から肯定(承認)されている気分になれるような気になるからかもしれません。
でもはるか昔に参加した「合コン」も惨憺たる結果だったことを思い出すと、まぁ自分の場合は本の交換でも似たような結果に落ち着くのも当たり前か、なんて妙に寂しく納得。
過去の苦い思い出が蘇るような経験を思わぬところで味わいましたが、これはあくまで本の交換!と言い聞かせ(?)次回も機会が合えばぜひ参加したいと思ったイベントでした。
注) 「ねるとん」とはかつて大ブームを博した集団お見合い番組『ねるとん紅鯨団』の略であり、それを似せた集団お見合いイベントの総称。詳しく(正確に)はググってください。