本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

つい釣られてしまった本のタイトル

 最近読んだ本の一冊に「さおだけ屋はなぜ潰れないか?」という本があります。帯に「今年最大のベストセラー」と書いてあるくらいなので既に読まれた方もたくさんいると思います。
 今年の5月の発行(10刷)なのに「今年最大」と言い切っているところが少し笑ってしまいましたが、それはさておき、そもそもこの本を買ってしまった最大の理由は、そのタイトルにまんまと釣られてしまったからです。
 この本以外にも、ついタイトルだけで買いたい衝動に駆られてしまう(そして買ってしまった)本が何冊かあります。例えば「古本道場」「図書館であそぼう」「恥ずかしい読書」「読者は踊る」「天国の本屋」...。どうも私の場合は本絡みのタイトルだと中身も見ないで買ってしまうようです(ある意味、非常に釣られやすいタイプ?)。
 結局のところ最初に紹介した本は私にとっては例外の部類になりますが、このようにタイトルだけで本を買わせてしまうというところに目を向けると、日頃プレゼン能力欠乏症に悩まされている私にとっては、本の中身以上に考えさせられるタイトルでした。

 蛇足
 タイトルに負けず劣らず(?)中身もよかったです。釣られて損なし。