2007年 私が楽しめた本ベスト3
今年一年で(最後まで)読んだのは36冊(雑誌・漫画除く)。
去年は47冊だったので増えているどころか減っている(!)
数の問題ではないけれど少なすぎると反省。
さて今年は少ないでベスト3。
条件は2006.1.1〜2006.12.31までに完読した36冊から、もっとも楽しめた本3冊。
1.われレイテに死せず(上・下) 神子清(ハヤカワ文庫NF)
読後の影響が大きすぎて数ヶ月ほど他の本が読めなかった。
下手な小説よりこのノンフィクション!
2.クレーヴの奥方 ラファイエット夫人(岩波文庫)
恋愛における男女の心理、そして行動がすごく納得できてしまう。
つまらない事実描写よりリアルな小説!
3.町長選挙 奥田英朗(文藝春秋)
作家読みという点では今年は奥田英朗氏が一番多かったので、その中から1冊。
主人公伊良部の奇行(?)よりも患者の心の移ろい方が面白かった。
さて3冊を補う意味で、条件から漏れた楽しめた本。
1.「あさきゆめみし」(1〜10) 大和和紀(KCmini)
源氏物語の初級の初級ということで読んでみました。
次は小説の方に挑戦...できるかな。
2.「南極越冬記」西堀栄三郎(岩波新書)
初めてのことに挑戦すること、リーダーとして皆をまとめることなど、
いろいろな面から教えられる本。
今年は出足は好調だったけれど、徐々に読書ペースが落ちてしまった。
読書以外のところで得る事が多かったのでよしとしようかな。
来年も良い本と出会えますように。