本楽家 ( ほんがくか ) 通信

本にまつわるあれこれを楽しむ、日本本楽家協会の活動報告です。

本を捨てて旅に出ようの読書会

ほぼ恒例となった古本カフェcestaの読書会に参加してきました。

今回のテーマは「旅したくなる本」。

前回と違って非常にとっつきやすいテーマでした。
それだけに今回は選ぶのが大変でした。

今回はいつもより本への食いつきが皆さんすごかったような...。
私自身も他の参加者の持ってきた本を眺めながら
「いいなぁ〜」
「行きたいな〜」
とひたすらつぶやいていた気が。

今回はやはりというか結果的には写真や絵がたくさん載っている本が多かったですね。
作者の捉えた旅先の情景を自分も見たくなってしまいます。
しかしながら(特に海外は)なかなか行けるものでもないので、
ここは本を眺めながら一時のトリップを楽しむしかないかな。

ところで今回の参加者の中には鉄道好き(&時刻表好き)の方がいらして、
なかなか熱い話が聞けたのは、同類として(?)嬉しい限りでした。

でも意外と皆さん「旅のお供に本」という点では思い入れがあまり感じられなかったのは残念。
旅の前日の本選びの楽しさを分かち合える人はどこぞにいないだろうか...。




〜紹介本メモ
銀色夏生バルセロナ・パリ母娘旅」(角川文庫)
アフロ「ロマンティック世界遺産」(バイインターナショナル)
都築響一「ROADSIDE JAPAN ー珍日本紀行 東日本編ー」(ちくま文庫)
都築響一「ROADSIDE JAPAN ー珍日本紀行 西日本編ー」(ちくま文庫)
佐藤健太郎「ふしぎな国道」(講談社現代新書)
石井好子「いつも異国の空の下」(河出文庫)
フィリペ・ジャルジン「スケッチ&スナップ フィリペ・ジャルジン作品集」(六耀社)
森見登美彦「美女と竹林」(光文社文庫)
沢木耕太郎深夜特急 第一便」(新潮社)
グレゴリ青山「ブンブン堂のグレちゃん」(イーストプレス)
※「おまけ漫画 メーリーハムサファル」

追記
なお今回の参加者の中には世界中を旅して写真を撮っている亀谷佳佑さんも参加。
Cestaでその亀谷さんの写真展「gaze」を開催していたので読書会後に観ました。
見るからに写真のレベルがプロ並みなんですけど、まだプロではないみたい。
その展示を台無しにしかねないですが、その様子を私がパチリ。