各務原のマーケット日和。ブックマーケットエリアで古本に浸る
といってもその中のブックマーケットエリア、古本市のみですが。
私自身、行くのは今回で3回目。
多種多様なお店がギュッと集まっていて、お気に入りの古本市の一つです。
特に今回はさらにバラエティに富んだお店たち。
大きく三つに分かれます。
(1)古書即売市
(2)青空古本市
(3)一箱古本市
(1)ではプロの古本屋さんたちが出店。
(2)、(3)はセミプロ/一般の人たちの出店です。
(2)と(3)の違いがどんな風かが今回はもっとも気になるところでした。
さて今日は晴天でまさにマーケット日和!
毎回のことながら、この賑わいを見るとウズウズします。
兎にも角にも目の前からということで、青空古本市、一箱古本市、古書即売市の順に行くことにしました。
青空古本市にはプロの古本屋さんはいませんが、みんな馴れた人たちという印象。
全体的に家族単位で、要らなくなったアレコレ含めて家にあったいらない本大放出!という印象。
とにかく手ぶらで帰る目論見か100円均一とか中にはタダというコーナーもあり。
出店回数は多いけれど、値付けは総じて安め。
売っている本は棚の隅っこに眠っていたような本や漫画だったり、メジャーな売れ筋本だったりが目につきました。
...と思ったら、プロの古本屋さん?かと思うような品揃え、値付けの本がズラッと並んで目を引くお店もあったり。
これがセミプロの方のお店なのかな??
こちらはどちらかというと(古本屋さんの値付けよりも)少し高めな印象。
どのお店も店主の本の趣向や愛着度、さらには家族の中での本の位置付けなんかが見えてくるようで面白いです。
こちらで本をぽつぽつ買って、次は一箱古本市の方へ。
一箱古本市の方は、テントもなく吹きっ晒しのところに各自シートを敷いて出店。
一見、青空古本市との違いになんとなしに同情したくなりそうな雰囲気(失礼)。
しかし覗いてみると面白い。
こちらは小さい規模ということもあり、一人or二人程度の出店が多い印象。
その分、青空古本市よりも個性が際立っている感じ。
といっても最初はいきなり図書館の人たちのお店。
「図書館の人が出してるんですか!?」
と思わず聞いたところ苦笑いで返されちゃいました。
でも売り文句にたがわず、掘り出し物があったので良しとしました(何様!?)。
次のお店「BOOKS VICTOR」では本を買ったらおまけをもらいました。
店主とお話をしましたが、いろんなところで出店されているようです。
次のお店「マロモコ堂」では本、というよりはどちらかといえばアート作品の販売でしょうか。
白黒の細密画(というのかな)のシールが気に入ったので一枚、購入。
本をモチーフに蔵書票なんか作ってもらったらきっと素敵なものができそうだな〜。
こちらのお店「たなはし商店」は「音楽」と「(殺人)事件」の二大テーマの品揃え。
あまりに違う二つのテーマでの品揃えなので店主に話しかけてみると...。
...ひとしきり昭和初期の殺人事件について盛り上がってしまいました。
「積ん読屋」はスペースを目一杯使っての出店。
もはや一箱の域を超えている気もしますが、そのあたりは気にしない気にしない。
店主をどこかでお見かけした気が...。
聞いてみると、各地で出店しているとのこと。
明後日のブクマ古本市も出店されるということで、また明後日にと別れる。
さて最後は古書即売市。
こちらは例年通りか。
料理・美術関係の本がたっぷり。
CDなんかもズラッと。
そして安定の文庫・新書に単行本。
いかにも古本屋さんの品揃えという気がするのはそうだと知っているからか。
でも今年は素人客(という言い方も変か)向けにか、かなり安い品揃えが目につきました。
こちらでも何冊か購入。
朝は11時頃に着いて、全て見終えたら13時半。
天気は良かったけれど、途中から冷たい風が吹いてきました。
寒くなってきたのは辛かったですが、いろいろ購入できてホクホク。
また来年も楽しみです。